発音専門のオンライン英語コーチング、ハツオン（MeRISE英会話提供）で半年間英会話レッスンを受けた女性に、ハツオンの感想・体験談をお話しいただきました。
「ハツオンを受講した人って実際どのくらい発音がよくなったの？」
「発音専門のスクールって珍しい！どんなカリキュラムがあるの？」
など、サービスに興味のある人、受講を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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ハツオンで半年間英会話を受講したY・Mさんのプロフィール
現在、塾の講師として中高生に英語を教えているY・Mです。
去年の終わりに、英検1級を受験するにあたって発音をきれいにしたいと思い、2か月ミライズの「ハツオン」のレッスンを受けました。もともとある程度の会話は問題なくできていましたが、それに加えて少し発音がネイティブに近づいたのではないかと思います。
今回は、ミライズのレッスンを受けていいと思ったことやもっとこうしてほしかった、というのを皆さんに共有したいと思います！
ハツオンの総評｜私の率直な感想を回答します
Q ハツオンのレッスンを受講して正解だったでしょうか？
A レッスンに関しては、正解でした。
フィリピン人の講師のみが在籍しているようですが、ネイティブの方と遜色ないぐらいきれいな発音をしていますし、口の形や舌の位置などを非常にわかりやすく話してくださいます。
ハツオンプログラムの中に、コーチングもセットで含まれているのですが、そちらは「うーん…」という感じです。そう感じた理由はあとで述べたいと思います。
Q ハツオン受講のbefore/afterを教えてください。英会話力・英語力にどんな変化・効果がありましたか？
A まず、私は中高生に英語を教えているのですが、ずっと発音がコンプレックスでした。
日本の授業では読解やリスニングしか授業では扱わないので、発音を教えることはありません。仕事上困ることはありませんが、英語の先生なのに発音に自信がないというのが嫌で、ずっと発音を直したいと感じていました。
もちろん、2か月で突然ネイティブ並みにきれいな発音に！とまではさすがになりません。しかし、自分の英語の録音を聞くと明らかにカタカナイングリッシュではなくなっているのがわかります。
別でオンライン英会話を継続しているのですが、話すときに自分の発音がかなり向上したのがはっきりわかって、自信が持てるようになりました。
Q ハツオンで印象に残った講師はどんな人？
A 最初に2名の講師をアテンドしていただき、成果がわかりやすいようにずっと同じ講師にレッスンをしていただくようになっていました。
発音の指導では口の形や舌の位置がポイントになります。自分でもそれを意識して練習できるように、口をどの程度開けなければならないかという指標のために「親指と人指し指でＬ字を作り、口の横にもっていき、顎が親指にあたるぐらい口を開く」という客観的な指標を示してくれた講師がいて、非常にわかりやすかったです。
Q ハツオンの料金はサービス内容に対して妥当と思いますか？
A レッスンは非常にいいですが、たった2か月で27万円なのでちょっと高すぎると思います。この価格にはコーチングの値段も含まれているので、コーチングの中身がもっと伴えばこの価格でも十分満足できるのですが…。
私個人の意見ですが、コーチングで担当いただいたスタッフの方はあまり具体的なアドバイスをしてくださらず、英語に関する知識があまりないように感じられました。
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ハツオンで2ヶ月間トレーニングした私が Good-Bad pointを教えます
ハツオンの利用を検討している人は実際に使った人の評価が気になりますよね。ここでは、使い倒した私の率直な感想（よかったところ、悪かったところ）を書きます。
ハツオンのGood point
日本人の発音の弱点を理解したコーチがいる
講師の方が、日本人の発音の弱点をよく知っておられる点です。日本人は特にlとrの区別やthの発音などが苦手と言われていますが、その点を踏まえてポイントを教えてくださいました。
また、１レッスンに１つの発音にのみフォーカスしてくれるので、あれもこれも意識しなくて済むのがよかったです。レッスン中に取り上げた発音が、会話の中でも意識できるかという確認のために、フリートークを少し挟むこともありました。
その際に文法の間違いや適切な表現にさりげなく言い換えてくれたりと、発音だけでなく会話の面でも指導してくださったのも勉強になりました。
レッスンの要点や教材、学習記録がまとめられていた
カリキュラムをエクセルでまとめたものを共有していただけたのが良かったです。カリキュラムは入会した直後にテストを受けて、そこで苦手だと判断された発音を克服できるように組まれます。
各レッスンの欄にはYouTubeが埋め込まれていて、クリックするだけで予習や復習ができるようになっていました。YouTubeは5分程度で、その日のレッスンがどの発音を取り上げるのか、どういったところに気を付けなければならないのかをさらっと確認することができます。
レッスン内で使う教材もそこから閲覧することができたので、自分でメモを取ったりする必要もなく発音の練習のみに専念できました。
そのエクセルに毎日何分学習時間が取れたかを記入する欄もあり、できた日とできていない日が可視化できたのもよかったです。
音読とシャドーイングの習慣が身についた
１分ほどずつのパートに分けられたTEDを題材に、音読15回・シャドーイング10回・シンクロリーディング（スクリプトを未ながら音源と同時に読む）10回を毎日するという宿題が出ます。さらに音読を週に2回録音し提出するのですが、これが本当によかったです。
音読やシャドーイングがいいというのは、皆さんもご存知ですよね。ですが、誰に聞かせるでもないのに、毎日する習慣なんてつかないものだと思います。何より、私自身がそうでした。
この2か月の間、レッスンの最後に必ず音読を講師に聞いてもらうようになっているので、モチベーションの維持にもつながり、毎日きちんとこなすことができました。きちんと継続していると、どんどんすらすら読めるようになっていくのが自分でもわかるし、講師も褒めてくれます。
「音読が楽しい」と思えるようになったのが、ミライズのレッスンを受けていちばんよかったことです。
ハツオンのBad point
コーチング担当者の対応にムラがあった
コーチング担当の日本人スタッフの方があまりよくなかったです。直前になって面談時間を変更してほしいと言ってきたり、前回と言っていることが違うな…というようなことが何度かありました。コーチングの質にはムラがあるのかもしれません。
また、ラインでやり取りをしていたのですが、スタンプのみで返信がなされることもあり、少し不快感を覚えました。細かなミスも目立ち、もう少し確認してから送ってほしいな、と感じたこともありました。
もちろん、そのようなスタッフの方ばかりではないと思います。一人で何人もの方を担当されていて、忙しいのかもしれません。
高めの料金…コーチングはなくてもよかった
もう一つは、金額です。先ほども少し述べましたが、コーチングがあまり有益ではなかった、というのが正直な感想です。時に10分ほどで済まされることもあったので、それぐらいであればなくてもいいのに…と感じました。
シャドーイングの添削をおもにしてくださっていたのですが、それはレッスンで読んだときに講師にやってもらえますし、添削結果の返信も遅かったです。内容が伴わないコーチングを組み込むのではなく、初めからレッスンのみにしてもう少し金額を安く設定していただければよかったと思います。
レッスン時間50分は集中が切れる
レッスン時間が50分と、少し長いと感じました。最後のほうはいつも集中力が切れがちだったので、30分ぐらいにして回数を増やしてもらえればよかったかもしれません。
レッスン中は口を大きく開いたり、舌の位置を意識したりしなければならず、日本語を話すときとは明らかに違った顔の筋肉を使います。レッスン後はいつも顔がだるーい感じがしていました。
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ハツオン受講中の体験談・私が勉強した英会話教材など
ここからは、ハツオン受講中の体験談をお話します。
オンラインの発音矯正スクールに通おうと思った理由
英検1級に挑戦しようと思ったことがきっかけです。
１級では、ネイティブ並みのスピーキング力が要求されます。自分はその水準に達していなかったので、徹底的に発音の矯正をするために、スクールを探していました。
レッスンを受けたいと思ったときにすぐに受けられるオンライン英会話はとても便利で、特にタイムラグもないので、発音を習うのもオンラインがいいと思っていました。
会話ではなく発音のほうに重きを置いているスクールは少なく、ミライズはどのサイトでのランキングでも上位だったので、一度無料カウンセリングを受けてみようと思いました。
その中でハツオンを選んだ理由
成果をしっかり示してくださったことです。
無料カウンセリングの際に、受講者のbefore/afterを聞かせていただきました。最初の発音と比べると、かなりきれいな発音に矯正されており、2か月でかなり向上できることがわかりました。
また、日本語を話すときの呼吸の仕方と英語を話すときの呼吸の仕方が異なっていることや、日本語の音の出し方と英語の音の出し方が全く違うことなど、専門的な知識をしっかり説明してくださったのもよかったです。
その日は決めきれなかったので、また連絡しますと言ってカウンセリングは終わりましたが、無理に勧誘してくることもなく好印象でした。
カリキュラム・レッスンの中身 & 私が使った教材と意識して学習したこと
1週間に2回レッスンがあります。それにプラスして、最初と最後にテストがありました。1つのレッスンで1つの母音（もしくは子音）を学習します。教材として購入したものはありません。
予習から復習まで、カリキュラムのエクセルで完結するようになっています。まず、カリキュラムでその日とり上げる内容を確認し、YouTubeを見て予習をします。レッスンが始まったら講師と２，３分軽くフリートークをし、その日の内容に入ります。
レッスンの50分の内容をざっくりまとめると、
母音（もしくは子音）単体で音を聞く→言ってみる→口の形や舌の位置などを確認→その音を含む単語で練習→文章で練習→フリートークで意識できるかの確認→TED音読、という流れでした。
レッスンが終われば、カリキュラムに埋め込まれた教材を見て、その日の内容を復習します。8週間なので全部で16回のレッスンがあり、すべて同じ流れに沿っていました。
後半のほうは、「文の中で弱く読まれる単語」や「チャンキング」など、文レベルで意識することがまとめられたカリキュラム構成になっていました。
ハツオンでレッスンする日の1日の流れ
平日のスケジュール
9:00 起床
9:30 朝食（音読を何回か）
10:00 レッスン(週2回なので、レッスンのない日は音読や復習)
11:00 軽く復習（レッスンのない日は自由時間）
12:00 昼食（音読を何回か）
14:00 出勤
21:00 帰宅
21:30 入浴中に音読やシャドーイング
23:00 就寝
休日のスケジュール
午前中に軽くシャドーイングやレッスンの録音を聞き復習
その後はプライベート
宿題として出ている音読やシャドーイングは合計すると最低でも35回やらなければならず、一気にできないので小分けにしていました。
朝昼晩の食事のあと数回、入浴中に数回、歯磨きが終わったら数回、という風にすでにある習慣に紐づけるとやりそびれることもなく、あまり負担に感じずに済むのでおすすめです！
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ハツオン経験者だからわかる発音矯正スクールの選び方・ポイントをこっそり教えます
レッスン後に、自走学習できるカリキュラムが整っているかどうかをしっかりと見極めることをおすすめします。
私は発音を重視していたので、一人での練習時間をしっかり確保しなければなりませんでした。レッスンのたった50分では足りないので、それをきっかけに、いかに自己学習ができるかがカギになってきます。
講師も、その50分のレッスンを教えるだけで終わるのではなく、レッスンがない間に何をしておけばいいか、どのようなことに気を付けて練習するといいか、そういったアドバイスをしてくれる人がいればベストですね。
とはいえ、無料体験で受けられるのは1回か2回です。そこまで確認できないかもしれませんが、そういった視点を持って体験授業に臨まれるといいと思いますよ。
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ハツオンの受講に必要なもの（あるとベターなもの）
レッスンを録音するための機器です。
たいていのスマホやiPhoneには備えられているので、改めて買う必要はありませんが、特に発音の授業はレッスンの録音が必須です。私は1回目の授業を録音しそびれてしまったので、復習するとき自分の発音が正しいのか確認ができず困りました。
また、自分の音読を毎日録音しておくと、1か月前のものと聞き比べることができます。話しているときは、発音がきれいになったと自分ではあまり実感できないんですが、前の月の自分の発音と聞き比べてみると、かなり向上しているのがはっきりとわかりました。それがモチベーションの維持にもつながります。
私はミライズのレッスンが終わった今でも、音読と録音を続けていて、趣味の1つのようになっています（笑）。
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ハツオンの感想・体験談まとめ
ハツオンのレッスンを受講したY・Mさんに、ティーチング・コーチングの感想・体験談をお話しいただきました。
- 日本人の発音改善に特化した講師がコーチングしてくれる
- 1つのレッスンで1つの母音（もしくは子音）をていねいに学習する
- レッスン品質が高く、学習管理システムも使いやすい
- 音読・シャドーイングなどのトレーニング方法がわかり、終了後も継続できる
この４つがポイントと言えそうですね。
今の自分に足りないもの、必要なスキルをオーダーメイドで教えてもらえるのは、マンツーマンレッスンならではの魅力です。本気で発音をよくしたい方に、特にオススメの英会話です。
スクールの雰囲気やカリキュラムが、本当に自分に合っているか確認したい方は、無料カウンセリングを受けてみましょう。
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